ご当地情報
2006年03月24日
松山ほっと通信~名物料理 続編~

ここ愛媛の鯛飯といわれる郷土料理には大きく分けて2種類の調理法、食べ方があります。
■その1
まずご飯に丸ごとの鯛をのせてこんぶだしで炊いた炊き込み風。
■その2
鯛の刺身をご飯にのせてたれをかけていただくぶっかけ飯風。
いづれも野趣溢れる瀬戸内ならではの漁師料理です。
もちろんどちらも主役の鯛が絶品ですので、甲乙つけがたいのですが、まず炊き込み飯風は釜飯をイメージしていただければよいかと。丸ごとの鯛をどんとお米の上に乗せてこんぶと共に炊き上げます。炊き上がったら骨をとり身をほぐしてご飯に混ぜ込み炊きたてをハフハフといただきます。
次にぶっかけ風、この食べ方はおそらくここ愛媛ならではの独特のものです。
鯛の刺身をのせたご飯にかけるタレですが、愛媛でも南予と呼ばれる地域のタレは醤油ベースの出汁に生卵をいれたもので、分かりやすく言うと、刺身のせ卵がけご飯です。
当ホテルの鯛茶丼は後者のぶっかけタイプですが、このタレが南予の生卵が入ったものではなく、「ゴマの風味」をいかした「淡白で上品な鯛の刺身にからむ、醤油では味わえない濃厚な旨み」があり、また「郷土料理の野趣味は大切」にしつつも「ホテルらしい洗練さた味わい」のタレで愛媛広しといえどもここ『雲海』でしか味わえない門外不出、秘伝の逸品なのです。
食べ方ですが、まず最初はご飯に先ほどのタレにひたした刺身をのせて、海苔を薬味にいただきます。新鮮な鯛の刺身の弾力ある歯ごたえがたまりません。
タレと刺身とご飯が渾然一体となった丼スタイルですのでここは気取らず豪快にわしわしとかきこみます。あまりの美味さに一気に食べ終えたいところですが、ぐっとがまんして途中で一呼吸、後半はお茶漬けで新たな美味しさを味わっていただきます。ここでおそらく刺身にお茶?と「?」マークが点灯すると思いますが、ここからが醍醐味、熱いお茶が鯛の刺身にそそがれると、透明だった白身がさっと白くなり絶妙のレア加減になります。タレがお茶にからみいい味加減になったところでさらさらとかきこみます。
濃厚だったタレがいい塩梅に薄まり、熱いお茶で外側だけがほろりと白くなった刺身は思いのほか淡白でこれぞ愛媛の「鯛」
食べ終えて一言「う~ん、まいった」
お試しあれ。
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